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瑞牆山
2018,4,1
前夜瑞牆山荘駐車場に泊まり、5時出発。ミズナラの林を縫うように登っていくと、富士見平に出る少し手前で、目の前に瑞牆山が現れた。今まで何度か通った所だが、こんな印象は初めてだ。富士見小屋から金峰山への道と分かれ、左に沢まで下降する。
雪こそないのだが、昼間溶けた水が、夜に凍った下り坂は、足元に気を使った。
沢からの登り返しは、シャクナゲの林が続いていて、花の時期はさぞかし見ごたえがある事だろう。稜線に辿りつくと、反対側は不動滝からの道が合流し、こちらは真っ白で、いまだ冬の装いである。下山はアイゼンが必要かと思いながら、まずは山頂まで最
後の所に向かった。山頂直下でツルツルの氷が現れ、思わずステップカットで切り抜け、山頂に至る。
風もなく、八ヶ岳、南アルプスの展望も最高。のんびりした時間を過ごしていると、相次いで二人の登山者が登ってきたので、入れ替わるように下山開始。もちろんアイゼンは装着。分岐点からしばらくは、冬山の感触を楽しむ事が出来た。不動滝でベンチがあったので、アイゼンを外す。しばらくの間、時折現れる氷に、足元を気遣いながら下山を続けると、やっとの事で林道に出て、冬山ともお別れ。しかし、ここから瑞牆山荘までは、覚悟していたものの、やはり長かった。
Sanchai-chhuの日記
雪の伊豆ヶ岳
大雪の降った次の週、伊豆ヶ岳東尾根に行った。西吾野から森坂峠を越え、下久通の部落を通り、琴平神社から尾根に出た。トレースはないが、雪の量はさほどでもなかった。今日は珍しく、二人のパーティーと前後しつつ、急な尾根を登っていく。落葉した雑木から差す陽光がまぶしい。
以前に比べ赤テープも多く、トレースの無い雪道でも迷うことはない。相変わらずのきつい登りをラッセルし、最後のコルへのトラバースも全く問題なかった。縦走路に出たが、子の権現に向かう踏み跡は付いておらず、木の根をつかんで、強引に山頂に到着した。
山頂では、秩父方面から真っ黒な雲が押し寄せ、雪まで降り始めた。さっきまでの日差しが嘘のようだ。20人くらいの高校生らしきグループがいたので、さっさと山頂を後に下山開始した。正丸峠側のほうが積雪は多かった。正丸駅へ下山したが、天候の急変に緊張感のある山行でした。
上州武尊山
2018,3,4
川場スキー場から上州武尊山に行って来ました。リフトの運行は8時からとの事だったので、それに合わせて早朝家を出た。ほぼ予定通りの時間で立体駐車場に止める事が出来た。腹ごしらえを済ませて、7Fへ上がるとなんと長蛇の列が出来ていた。そうです。リフト券を購入するのに、かなりの時間がかかったのです。結局2本のリフトを乗り継いでゲレンデ最上部についた時は10時近くになってしまった。
快晴無風の天気。上着を脱ぎ、アイゼンを装着して、いきなりの急登が始まる。
吸い込まれそうな青空に、気分もよく、剣が峰を目指す。30分ほどで雪に埋まった標識に到着。
急下降している尾根の向こうに、武尊山も顔を出す。帰りの登り返しを心配しつつ、やせた稜線をひたすら下降し、大勢の登山者にまじって、広くなった斜面を山頂に、向かって登ってゆく。アップダウンのこぶを越えて行くと、武尊山の最後の急登の始まりだ。
山頂からの眺めは全く遮るものもなく、3月の上越の山を楽しむ事が出来た。次々と登ってくる、登山者と入れ替わるように下山開始。
多少雪はゆるんで来たが、アイゼンが団子になる事もなく、ぐんぐんと下った。
剣が峰の登り返しも、思ったほどでなく、無事にリフトまで戻る事が出来た。