■
瑞牆山
2018,4,1
前夜瑞牆山荘駐車場に泊まり、5時出発。ミズナラの林を縫うように登っていくと、富士見平に出る少し手前で、目の前に瑞牆山が現れた。今まで何度か通った所だが、こんな印象は初めてだ。富士見小屋から金峰山への道と分かれ、左に沢まで下降する。
雪こそないのだが、昼間溶けた水が、夜に凍った下り坂は、足元に気を使った。
沢からの登り返しは、シャクナゲの林が続いていて、花の時期はさぞかし見ごたえがある事だろう。稜線に辿りつくと、反対側は不動滝からの道が合流し、こちらは真っ白で、いまだ冬の装いである。下山はアイゼンが必要かと思いながら、まずは山頂まで最
後の所に向かった。山頂直下でツルツルの氷が現れ、思わずステップカットで切り抜け、山頂に至る。
風もなく、八ヶ岳、南アルプスの展望も最高。のんびりした時間を過ごしていると、相次いで二人の登山者が登ってきたので、入れ替わるように下山開始。もちろんアイゼンは装着。分岐点からしばらくは、冬山の感触を楽しむ事が出来た。不動滝でベンチがあったので、アイゼンを外す。しばらくの間、時折現れる氷に、足元を気遣いながら下山を続けると、やっとの事で林道に出て、冬山ともお別れ。しかし、ここから瑞牆山荘までは、覚悟していたものの、やはり長かった。